気づいたら1か月以上更新してませんでした。


ここで書くのがだんだん窮屈になってきてしまい、


他のページでやり直すことにしました。


というわけで当分このページは休止いたします


これまで訪れていただいた方、どうもありがとうございました!





今日セブンイレブンに行ったら


レジで「袋は有料だけどいるか?」と聞かれたので


「なんで?」と聞いたら今日6月1日から有料化になったらしいです。


中国はお上の決定があればレジ袋有料化もあっという間に施行されるのでこの点、ガソリンの暫定税率がどうのこうのいつまでもぐちゃぐちゃやってるどこかの国とは物事が決まるスピードが全然違います。


いろんなとこで強引だし無理もあるけど、こういうところは中国はすごいなぁと思う。



日本も「レジ袋全面有料化」とか「割りばしの輸入禁止」とか


やったらいいのに。たぶんあと5年たってもやってないでしょう。





この監督の映画は前から見てみたいと思っていたのですが、まさかこっちにきて見ることができるとは思いませんでした。


よくのぞいているDVDショップでたまたま見つけました。


「おっ!」と思って手に取ろうとしたら、横からイタリア人らしきおばちゃんがサッと同じくこのDVDを手にとって躊躇いなくカゴに入れていました。


カンヌ映画祭でグランプリをとったらしいので、ヨーロッパではすでに有名な監督なのかもしれません。


でもこの汚いおっさんの写真(笑)見て躊躇いなく選ぶイタリアおばちゃんもすごいなぁ~。




感想は・・・とても良かったです。


観賞中はほとんどずっと涙が出てとまりませんでした。



悲しい、とか感動した、とかというわけでもなく、


なんか自分のどっかのスイッチを押されっぱなしだったような感覚です。沢山涙を流して浄化されたような気分になりました。




奈良の緑がこんなに濃いとは。。。


風がサーッと稲田をなでていくシーンが良かったです。


あとは茶畑。


本当に胸に突き刺さるような深緑で、この映画の非常に重要な部分になってます。


深い緑と水の音。自分も森の中にいる感覚になります。



ネットで読んだある感想は、


「シナリオがない」とか「死体を森林に埋めるなんて法律違反だからリアリティーがない」とか書いてありましたが、この映画にリアリティーなんて必要なんでしょうか?


思うに、男性よりは女性の方がこの映画を好むかもしれません。


シナリオがないとか、リアリティーがないとかいうのはとても男性的な感覚で、我が子を不慮の事故で失う若い母親の苦しみと心の再生を理解できるのは、やはり女でないと感覚的にわからないかもしれません。


奈良は2年前の初春に行きましたが、今度は真夏に行ってみたくなりました。

ようやーーく夏らしくなってきました。


北京はGW明けからすぐ気温が上がり始めるかと思っていましたが、今年は雨が降ったりして思いのほか肌寒い日がありました。


夏!夏!もう気分が一人で勝手に盛り上がってきます。


あの暗くて寒い冬が終わり、

太陽が強く照り、空が青い夏は本当ーーーに待ち遠しかったです。


暑いのは割と平気な方で、学生のころは毎年夏休みは特に暑い国とか砂漠のあるところばっかり旅行に行ったせいで、今は顔がシミだらけです。。。


今年の夏はどうしようかな~


今のところ考えている選択肢はこんな感じです。


1.もう一度ウイグル旅行


2.日本に帰って沖縄・八重山旅行


3.北京でオリンピック


中国はまだ行ってない所がほとんどなのですが、

今旅行で行ってみたいところは、雲南かウイグル、チベットです。

チベットは渡航勧告が出ているので当分いけそうにありません。


ウイグルは留学していた頃に1ヶ月間、甘粛省とウイグルを旅行したのでとても思い出深い地域です。


なかなか次の目的地の列車の切符が買えずに数日足止めを食ったり、旅行中に友人とケンカをしたりなどハプニングやトラブルも絶えず、また資金がほとんどない超貧乏旅行だったのですが、でもとにかく毎日が楽しくて、その後の自分に大きな影響を与えた旅行でした。


この旅行でウイグルやトルコに対する関心が生まれ、ウイグル語やトルコ語を勉強することになったし、その後トルコには何度か行くことになりました。


トルコに行かなければ他の中東国にも行くこともなかったし、その時に丁度起きた9・11の映像を一緒にテレビで見て語ったパレスチナ難民の人達の出会いもありませんでした。


そんなわけで、これまでの数年間に起きた出来事や・出会った大切な人達は、大学で中国語を勉強することを選んで中国にきて、ウイグルを旅行して・・と、私の中で毛細血管のように現在まで細くつながって広がっています。

あの旅行からもう8年が経っているのですが、もう一度あの旅行を思い出しながら、でも新しい発見もできるような旅行ができないかと思っています。


でも今は会社員。

旅行中に何か不慮の事故でも起きたら沢山の人に迷惑がかかります。

特にウイグルはオリンピック前あるいは最中に何が起きてもおかしくはないでしょう。でも個人的にはウイグルで起きるより北京で起きる方が確率は高そうに思えるのですが。

学生のころは全く危険とか後先を考えずに無鉄砲に動いていましたが、今はそういうわけにも行かないかな・・・





日本の緊急救助隊メンバーとして四川に派遣されたと自称する人物のネット上のコメントに対して、中国国内のネットユーザーの間では大きな反響が起きているようです。


もともとは「環球時報」で紹介されたのですが、同紙の地震特別掲示板(?)ではここ数日、この話題に対するレスやレビュー数が他のスレッドに比べて際立って多くなってます。


具体的にいうと、この人物と一緒に赴いたメンバーが一人の中国人も救えずに帰国せざるをえなかったことに対して精神的なショックが続き、援助隊員を辞任するらしいという話です。


どこまで本当の話かどうかはわかりませんが、このエピソードが中国人にとっては新鮮というのかある種ショックだったようです。


中国のネットユーザーの反応は、「日本には感謝している」、「辞める必要なんかない、歴史問題は別として日本に対する印象が良くなった」という好意的なものがほとんどです。


反対に面白いのは、今回の地震に対して韓国の反応が冷ややかだとネットでは非難されているようで、対日イメージは大きくアップしたものの、対韓イメージがかなり悪くなったというコメントをよく見ます。


今はどこの国も&企業も&個人も寄付金合戦を繰り広げていますが、資金的な援助はともかく、日本の援助隊がどこよりも早く日本から駆けつけてきてくれたということの方が、よほど中国の人にとってはインパクトがあったようです。


救助ということでは残念ながら成果を得られなかったものの、福田首相訪中よりは外交的な成果があったのではないでしょうか。


しかし、一方で、本当かどうかわからないコメント、しかも転載したヤフーの記事をさらに翻訳して転載した記事が、ここまで中国国内で広まり、さまざまな人がそれに対して反応を示し、結果として対日感情が良くなった人がいるという事実にも、複雑な気がします。

何も本当かどうか実態はつかめないわけで、そういった極めてあいまいで不確かな情報によってお互いのイメージが簡単に左右され、世の中が大きく動いてしまうという今が、改めて恐ろしく思えます。

四川大地震哀悼の日となった今日、

天安門広場の様子がニュースで繰り返し流れていました。集まった群衆が


「中国加油!!四川加油!!祖国万歳!!」と拳を振り上げながら叫んでいました



テレビレポーターのインタビューを受けた人は涙ぐみながら、


「党と人民は四川を応援している」、「党に感謝する!!」と絶叫していました。


他にもインタビューに対し、「党」を口にした人がいました。



これを見て正直「怖い」と感じました。


この違和感を感じるのは、やはり中国人以外の外国人だけなのでしょうか。



私にはこの人たちは天安門という象徴的な場所に集まり高揚した雰囲気の中で、


ある種の陶酔感に浸っているように見えてしまいました。






「抗震」の「抗う」という字が今の中国をよく表していると思います。




大変な状況の中におかれている四川省の人たちに「頑張れ」と言うのはわかる。



神大震災の時、「日本頑張れ!」と叫んだ人は日本にはいたのでしょうか。



日本で「祖国万歳」と叫んだ人もいないはず。



「日本政府のおかげで阪神淡路は復興する」と叫んだ人もいないはず。




正直、「中国加油!」というあの連呼を聞くと「イラッ」とします。


サッカーアジアカップや反日デモ、聖火リレーなどを思い出させます。




中国が過剰に反応すればするほど、


外が冷めた目で中国を見ているということに気づいている中国人は


非常に少ないと思います。


強烈な民族意識が高まっているのを感じました。

こんな非常事態の中でなんつー事言うんだと非難されるかと思いますが、

とにかくこの違和感は拭い難いです。


中国の大学統一入試がいよいよ来月に控えてます。


そんな中で今回の大地震。


地震に見舞われた地域の受験生は本当に気の毒です。


なんとか他の地域で受験できるように措置が取られるといいのですが。


こちらの大学受験は熾烈な競争です。


若者はすべてをかけて受験にのぞみます。




親も有名大学に入れるため、子供を有名進学校に入れるのに必死。


小学校、ひいては幼稚園までエリート園みたいなものがあるんです。


北京市内の中学校(中高一貫)で有名なのは


人民大付属中など一流大学の付属校。



なんでも特に人民大の付属中は


入学費用に20万元かかるらしいです。


(親が人民大の教師とか関係者の場合は無料)



大学の学費が5000元とかぐらいなのに


20万元って!


しかも大学入試で合格に点数が足りない場合は、「1点に何万元」


と点数を金で買えるシステムがすごい。


(すべての学校じゃないらしいですが。有名大の先生いわく、


レベルの低い学校にあるシステムだとのこと笑)


それじゃ試験する意味無いんじゃ!と聞いたら


「まぁ馬鹿でよっぽど点数に差があれば、


いくら金で点数を買っても入ってから苦労するでしょ。」と言われまし


た。



去年の大学入試は1000万人を超え、


同じ点数の受験生の数もはんぱじゃない。


だから1点でも他の受験生より多くとるために


金で解決しようってことらしいんですが。




ほんと生きていくのが大変な国ですね。

気分的にのってるときはエゴラッピンをよく聞きます。


このバンドはジャズ+ブルース+それにロックも(これ重要)ミクスチャーしていて、自分の好みのど真ん中をついてくれます。


あとはなんとなくエロさがあるとこ。


極彩色の熱帯雨林がイメージで浮かぶんだな。

どうも視覚的にイメージがしやすい曲は何年も飽きずに聞き続けるタチのようです。



それと艶が滲みでている曲はかなりツボです。

・・乾いた北京にいるからかな。

昨日の大雨には色んな汚れが一緒に流れていったような気分になりました。


いよいよ夏も間近です。






山西省の旅、平遥に続き五一に第2弾。大同へ行ってきました。


列車のチケット入手が間に合わなかったので、今回はバスで行くことに。


バスターミナルは北京西駅のさらに西南に位置する、六里橋というところにあり、初めて利用しました。


チケット売り場の前は長蛇の列でしたが、割と待たずに購入出来ました。


大同行きは大体1時間に一本出ています。


旅行に行く前には周囲からバスの環境は辛いかもしれないから被り物を持って行った方がいいと忠告されましたが、日本の長距離バスと変わらない、いたって普通の大型バスで快適でした。


しかし、乗り心地は快適な一方で、めちゃくちゃ渋滞しました。

八達嶺高速道をどこまで行ってもノロノロ運転。


バスターミナルには所要時間が4時間と表示されていましたが、

結局6時間半かかりました。


大同に着いた頃にはすでに4時を過ぎていましたが、

この日移動だけではもったいないのでとりあえず雲こうの石窟に向かうことに。


石窟はこれまで敦煌、洛陽、麦積山、そして先月の天龍山に行きましたが、これでようやく三大石窟の最後の一つにたどり着きました。


夕暮れ時で風も心地よかったです。

これで真夏に来たら暑さで石窟もどうでもよくなりそうですが、

やはり今の時期が一番旅行にはちょうどいい季節です。


夜はタクシーの運転手に聞いた「東方削面」という刀削面のチェーン店で食べました。

これが本当に美味しい!!翌日もここにわざわざタクシーで出向きました。

面もスープが5種類ぐらいあります。

さすが面どころです。

このチェーン店、ぜひ北京にも出店してほしいです。


北京の戻りも渋滞が続きやはり6時間半。

列車と変わらない時間ですが、

ずっと停車していつ動くか分からないバスに乗り続けるのはかなり苦痛です。

これが五一だから渋滞しているのか、慢性的なものなのかわかりませんが、次回もバスで旅をしたいかというと、微妙なところです・・・・

石●卓●が来るというので、金曜日にヨワ和宮の北のライブハウスまで行ったのですが、25:30過ぎても登場する気配が見られず、中国人のDJが延々と同じ調子の面白味もないのをかけていたので、いい加減嫌気がさして帰ってきました。


ただ、クラブにはあまりにも場違いな成金風のおっさん達と、馬場あたりのホステスみたいな中国人の若いお姉さんのテーブルを観察できたのはなかなか興味深かったです。

テーブルチャージの額を聞いてそそくさと逃げた自分たちと違い、オジサンたちはドカッととためらいもなくテーブル席に座ってます。


ああいうお姉さんたちも地方から出てきて家に仕送りしてるのかなぁ・・

ロン毛に肩を出したキャミソール、それにまだなれないヒールを履いた女の子だけのグループもちらほらいます。

彼女たちは気だるそうにたばこを吸いながら何かを待っている風です。

まぁパーティーガールなんでしょうね。


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先日瀋陽に出張に行ってきたのですが、4時間の移動時間中の車窓からの眺めは思いのほか緑が多くて良かったです。


農家のおじさんは牛や馬をつかってのんびりと畑を耕していました。


これってもしかしたら1000年前と変わらない光景なんじゃないのかなぁ・・とぼんやり考えていたら、着いた瀋陽の繁華街にはディオールなどの高級ブランドの紙袋を手に提げた若者が歩いていて、数時間前に見た風景とのあまりのギャップに眩暈がしそうになりました。